水戸・筑波の転職状況2023

茨城の転職事情

2023年2月16日更新

新型コロナウイルスの発生から、3年余が経ってしまいました。早いものですね。最近、新型コロナウイルスの感染法上の分類が、5月8日から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられるというニュースが出ました。ようやく、先が見えてきた感じです。

では、コロナ禍という状況が去りつつある今、茨城県の転職状況はどのように変化したでしょうか？

今回は、水戸と筑波に的を絞って現在の転職状況をお伝えします。転職を検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。

水戸・筑波の求人数は増加傾向。今が転職のチャンス！

ハローワーク水戸の有効求人倍率は1.84倍（前年度同月より0.1増加）となり、19か月連続で前年同月を上回っています。筑波近隣のハローワーク土浦の有効求人倍率は、2.45倍（前年度同月より0.36増加）となり、こちらも8か月連続で前年同月を上回りました。どちらも高倍率ですね。

そもそも茨城県全体の有効求人倍率は1.49倍で、全国17番目。

茨城県は日本全体の中でも転職しやすい都市といえます。中でも水戸や筑波はさらに転職しやすいことを意味しています。

その中でも正社員有効求人倍率は1.25倍でした。前年同月比0.15ポイント上回っており、正社員での転職も多少容易になってきています。

さらに、今後ますます求人数は伸びていくと考えられます。コロナ禍の前の日常が戻りつつある今、企業がさらに生産力を向上させるため採用活動を加速していくことは明らか。
つまりこれから求人数が徐々に増加していくと考えられます。

転職を考えているなら、今が転職準備を始める絶好のタイミングです！希望通りの求人と出会えた時、すぐに行動にうつしてチャンスをつかみましょう。

転職はスタートダッシュがとても肝心なのです。

水戸・筑波で転職しやすい業界は？

茨城労働局の「県内の雇用情勢の概況」（令和４年12月分）によると、求人数が伸びている業界は、生活関連サービス業，娯楽業、教育，学習支援業、学術研究，専門・技術サービス業などです。

逆に低下している業界は、運輸業，郵便業、建設業などでした。

実際に求人数も多く、探せば魅力的な案件に巡り会えることでしょう。

しかしだからと言って、やみくもに求人を探せばいいというものでもありません。たとえば、今まで飲食店で働いてきた人が、いきなり建設現場で働くのはやや困難ですよね。

転職成功のためには、希望に沿った求人を探すことが何よりも大切です。

また、都市によって企業の性質も異なってきます。

水戸市は県庁所在地でもあり、主要産業は商業。卸売業や小売業が盛んです。

茨城県は山が少ないため工場を建てやすい地域ですが、水戸はもともと人が多く行き交う場として栄えてきたことから、工場よりもショッピングセンターや百貨店が増えたという歴史があります。

一方、筑波は昔から建築業や製造業が盛んですが、2009年度からは学術研究業も増加傾向にあります。

国家プロジェクトとして建設された筑波研究学園都市は、今や日本最大のサイエンスシティとなりました。官民問わず多くの研究・教育機関が集結し、つくばからノーベル賞受賞者も生まれるなど、今や2万人を超える研究者が在籍しています。つくば市役所によると、現在は、29の研究・教育機関が立地しています。（2021年4月）

筑波で転職するなら、教育，学習支援業、学術研究業の求人を確認しましょう。また、専門知識や経験があるのなら、IT関連業も視野にいれましょう。