「離職率100%」うたう企業の真の狙い 入社志望者が殺到する逆転の発想

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働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。

人材確保が難しい時代、入社志望者が殺到する逆転の発想とは。

社員が思わず口にする、会社の驚くべきスローガンとは。

「離職率100%」。

ウェブサイトで高らかにうたうのは、都内にあるITエンジニアを派遣する「メイプルシステムズ」という会社。

どういうことなのか。
 
メイプルシステムズ・望月祐介社長「もともと、みんなに離職していってほしいというわけではない。ただ『離職しないでくれ』というのは、会社の言い分であって、『ほかの会社に行ってみたい』というのも応援しようよと、離職率で100%を目指せるくらいスキルアップを目指していこうよ」
 
いったい、どんな会社なのか。
 
月に一度、社長が行っているという社員との面談に同席した。
 
女性社員「今までやったことない分野すぎて、手探り感がすごくて…」
 
面談に訪れたのは、現在、保険会社にエンジニアとして派遣されている女性。
 
望月社長「お客さんと、しっかり話せるスキルを身につけておくと、いわゆる“ポータブルスキル”というやつで、うちの会社でなくても使えるじゃん」、「俺、証券の現場入る時は、証券の外務員の資格取ったからね。言葉を知っておかないと、お客さんと話せないでしょ。ファイナンシャルプランナーとか取ってみたら?」
 
社長の望月さんも、もともとはエンジニア。
 
自身の経験も交えながら、その人にとって必要なスキルは何かを即座に提案。
 
先を見据えたアドバイスをする。
 
面談をした女性に感想を聞いた。
 
入社して1年の社員(28)「自分の今後歩んでいくキャリアを、自分が思っていたよりも明確にしてもらえたかなと思います。そこまで考えてくれるのは、なかなかない」
 
キャリアアップを進めるための会社の取り組みは、ほかにもあった。
 
日曜日は、定期的にオフィスを解放。
 
いわば大人の自習室のような形で、作業ができるスペースを提供。
 
社員だけでなく、外部のエンジニアも利用可能で、情報交換や仲間づくりの場にもなっているんだとか。
 
ところで、この「離職率100%」のスローガン、社員はどう感じているのか。
 
1月入社(30)「大丈夫かな、この会社と。今は、ステップアップの1つとしてとらえています」
 
7月入社(23)「『出て行っていいんだ』と。逆に、エンジニアの成長を後押ししてくれているんだというのは思いました」
 
1月入社(23)「起業したいなと。面接の時には、5年くらいでと」
 
メイプルシステムズでは、「離職率100%」を1年前からうたった結果、入社希望が殺到。
 
2018年の1年間で67人が入社し、社員数は3倍に。
 
さらには、ツイッターによる採用なども導入し、1人あたり120万ほどかかるといわれているエンジニアの採用単価を4万円ほどに抑えることにも成功した。
 
望月社長「僕たちみたいな小さな会社からでも、大きい会社に送り出してあげようというようなことをやる会社という位置づけとしてある。規模が大きくなってくれば、『残ってくれ』と言えるような会社にもなると思う」
 
 

参考https://news.goo.ne.jp/article/fnn/bizskills/fnn-00418386CX.html

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